着衣泳のホームページ

浮いて待て!

International Standard for Survival Floating, chakuiei - uitemate

水難では、溺者が主役です

Victim plays the leading role.

着衣泳とは、着衣水泳とは  about survival floating technique, chakuiei

着衣状態で浮いたり、移動したりする動作を指します。特に水難事故から身を守る着衣泳(着衣水泳)を「命を守る着衣泳」と定義しています。このホームページでは、「命を守る着衣泳」の普及を行っています。(注1)

着衣泳で呼吸が確保できると、救助の手が差し伸べられるまで生き続けることができます。無理して泳ぐ必要もありません。自分自身で長時間浮いて待つことができれば、必ず救助されます。

命を守る着衣泳は、自分の生命を自分で助ける「助かる救助法」です。

 
 

着衣泳のプログラム   typical program for practice

小学校1年生から着衣泳の授業ができます。1,2年生では水慣れ、3,4年生ではしっかりとした背浮き、5,6年生では救助との連携を教えることができます。最近は保育園・幼稚園でも実施例が増えてきました。テキスト、DVDやホームページを見ながら実施してもよいですし、全国の消防職員などがボランティアで学校にお邪魔して教えることもあります。近くにボランティア指導員がいるかどうか、こちらでお問い合わせください。

 

どう使うのか 実践その①   application 1

地震により津波が発生する場合があります。海岸部で強い揺れを感じたら、津波警報・注意報を聞いたら、まずは高台に避難をするのが鉄則です。しかしながら、全員がすぐに高台に避難できるはずはありません。逃げ遅れたら、最後の命の綱は、リュックサックやカバンなど、身の回りの浮くものです。浮いて救助を待ってください。状況に応じて、防災ヘリコプターなどが、海に流された人の救出に向かいます

回転翼航空機救助訓練の安全管理

 

 

 

どう使うのか 実践その②  application 2

わが国では中学生以下の子どもの溺水の半分は河川で起こります。多くの場合、キャンプやハイキングに来ていて、服のまま水に浸かって遊んでいるときに流されます。シミュレーションとして、流される瞬間をビデオに収めてあります。流されたときにどのように呼吸を確保すればよいのか、周囲の人たちはどのようにすればよいのか、しっかりと確認してください。この5年で、子どもの生還率が上がっています。浮いて救助される例が増えています。

 

 

 

 

どう使うのか 実践その③  application 3

わが国では、子どもから大人まで、全年齢でみると、海において魚とりや魚釣りのときに水に落ちて溺水する例がもっとも多いのです。波止、岸壁、海と来れば、周囲にあるのはペットボトルと釣具です。これらを使って大切な人が沈まないように、流されないようにする方法があります。また、池や海の深みに突然はまったら、こうします。溺者を確保しながらすぐに119番、118番通報します。レジャー海難から身を守る船から落ちたらどうする?

 

 

 

生還プロセスの国際標準化に向けて  way for agreement as to be international standard 

水面は陸よりずっと下。普通は自力で陸に上がれません。それゆえ溺水の国際標準は、“浮いて待て”になるでしょう。そしてその市民の願いをかなえるように、救助隊が連携しなければなりません。

救助者が主役の考え方から、救助される人が主役になる考え方へ。世界を変える言葉がuitemateです。

水難学会  水難学会学術総会   水難学会指導員養成講習会     アップデート

H22年度まではこちら(着衣泳研究会  研究会大会  指導員養成講習会  普及・一般講習会

 

 
テキスト ボックス: uitemate

水難の分類とその対処法  classification of drowning and how to survive from it

水難で命を落とさないために、次のような準備と対策が必要です。まず水難を分類します。そして万が一溺れたらどうするか、分類ごとに決めます。その分類に応じた練習(訓練)を実施します。悲しい水難が起きたら、その死を無駄にしないように、着衣泳講習会をすぐに企画してください。止まってしまい何もしない地域が、一番困ります。

 

 
テキスト ボックス: 水難で命を
落とさないために

 

      学術総会をH24.6.9に長岡技術科学大学で開催します。

         ワークショップをH24.6.29-7.1に東京海洋大学で開催します。

 

 

着衣泳研究会は、平成23年6月11日に一般社団法人水難学会に生まれかわりました。

 

斎藤秀俊研究室 (お問い合わせはこちらブログ)

お問い合わせの際には、お名前、ご所属を明記してください。記載ない場合はご返答いたしません。

報道機関の皆様 発生した水難事故へのコメントや水の安全を狙った番組作りなど、ご相談いただければ対応します。(お問い合わせはこちら)

 年間10件程度のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌取材にご協力差し上げています。

 

 (注1)着衣泳(着衣水泳、着衣泳法、着衣水泳法)を体育の一環として捉える見方があります。服を着たまま、体力を使いながら泳ぐように指導しているようです。体力作りが目的で行われているのであればすばらしい取り組みです。一方、着衣泳を「命を守る」ために捉える見方がわれわれの取り組みです。体力作りが目的ではないので、体力をいたずらに消耗するようなことはしません。このように、目指すものが異なれば着衣泳の定義は大きく異なります。

 

 

 

c齋藤秀俊